



「畳の張替え時期と選び方」お手入れ・費用相場も解説!
畳のメンテナンス時期や費用相場、畳床の種類、お手入れ方法、人気の「置き畳」まで詳しくご紹介します。

素足で歩いたときの心地よさや、い草のやさしい香りが魅力の和室。
「畳の色あせが気になるけど、張り替えたほうがいいの?」 「全部交換しないとダメなのかな?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないで しょうか。
実は畳は、傷み具合によって「裏返し」「表替え」「新畳」といった方法を選ぶことができます。状態に合ったメンテナンスを行うことで、費用を抑えながら快適な和室を長く使うことができます。
「畳は日本を代表する伝統的な文化」と言われます。
今回は、りふれん坊と一緒に、畳のメンテナンス時期や費用相場、畳床の種類、お手入れ方法、最近人気の「置き畳」まで詳しくご紹介します。

1. 畳のメンテナンスは3つの方法から選びます
① 裏返し
畳表を一度取り外して裏返し、きれいな面を表側として使用する方法です。
新品の畳表へ交換するわけではありませんが、使用していない面を活用できるため比較的費用を抑えられます。
●目安時期
新畳や表替えから3~5年程度
●一般的な費用相場
1畳あたり約4,000~7,000円程度 ※畳の種類や地域によって異なります。
② 表替え
畳床(たたみどこ)はそのまま使用し、畳表と畳縁を新品に交換する方法です。
畳が見違えるようにきれいになり、い草の香りもよみがえります。
●こんな症状が出たら検討を
・色あせが気になる
・ささくれが出てきた
・い草のくずが衣類に付く
・傷やシミが目立つ
●一般的な費用相場
1畳あたり約5,000~15,000円程度
畳表の品質によって価格差が大きく、国産い草や高級品になるほど費用は高くなります。
③ 新畳
畳表だけでなく、畳床ごと丸ごと新しくする方法です。
●こんな状態なら新畳のサイン
・歩くと大きく沈む
・畳が凸凹している
・畳と畳の間に隙間ができている
・カビや湿気による傷みがひどい
●一般的な費用相場
1畳あたり約10,000~30,000円程度
ただし、新畳は使用する畳床の種類によって価格が大きく変わります。

2. 新畳を選ぶときに知っておきたい「畳床」の違い
新畳を入れる場合、実は見た目だけでなく、中身の畳床によって使い心地や価格が変わります。
本格的な和室を楽しみたいなら稲わら本畳、 断熱性やお手入れのしやすさを重視するならスタイロ畳と一般的に言われますが、最近人気の置き畳も含め、ご家庭の暮らし方に合わせて選ぶことが大切です。
■ 稲わら本畳
昔ながらの伝統的な畳です。
稲わらを圧縮して作られており、自然素材ならではの快適さがあります。
●メリット
・クッション性が高い
・調湿性に優れている
・畳らしい踏み心地
・耐久性が高い
・本格的な和室に最適
●デメリット
・重量が重い
・高価格になりやすい
・湿気対策が必要
●価格の目安
一般的な新畳で 1畳あたり約20,000~40,000円以上 になることもあります。
■ スタイロ畳(建材畳)
現在の住宅やマンションで広く使われている畳です。
断熱材の「スタイロフォーム」を畳床に使用しています。
●メリット
・軽量
・断熱性が高い
・防湿性に優れる
・ダニやカビが発生しにくい
・価格を抑えやすい
●デメリット
・稲わら畳特有の柔らかさは少ない
・畳本来の感触を求める方には物足りない場合もある
●価格の目安
一般的に 1畳あたり10,000~20,000円程度 が中心です。

3. 最近人気の「置き畳」ってどうなの?
最近ではフローリングの上に置くだけで使える「置き畳」も人気です。
和室がない住まいやマンションなどでも気軽に畳スペースを作れるため、子どもの遊び場やくつろぎスペースとして利用する家庭が増えています。
●置き畳のメリット
・工事不要で設置できる
・賃貸住宅でも使いやすい
・防音効果が期待できる
・冬の床冷えを軽減
・子どもの遊び場や昼寝スペースに便利
・必要な枚数だけ購入できる
●置き畳のデメリット
・歩行状況によってズレることがある
・段差ができる
・本格的な畳より耐久性はやや低め
・畳の下に湿気がたまりやすい
●一般的な価格相場
素材やサイズによって異なりますが、一般的な目安は下記のとおりです。
・い草タイプ 1枚6,000~8,000円程度
・和紙タイプ 1枚8,000~13,000円程度
・樹脂タイプ 1枚8,000~17,000円程度
6枚セットなら おおよそ 4~8万円程度 が一般的です。

4. 畳を長持ちさせるコツは「湿気対策」
畳は湿気に弱いため、カビやダニを防ぐためにも換気が大切です。
●日頃のお手入れ
・掃除機は畳の目に沿ってかける
・乾拭きを基本にする
・水拭きは雑巾を固く絞る
・除湿機やエアコンの除湿機能を活用する
・晴れた日は窓を2か所以上開けて換気する

まとめ
畳は使用年数だけでなく、傷み具合によって適切なメンテナンス方法が変わります。
・色あせやささくれなら「表替え」
・まだ傷みが軽ければ「裏返し」
・畳床まで傷んでいるなら「新畳」


※価格は地域や畳のサイズ、使用する畳表・畳床のグレードによって異なります。実際の金額は現地確認や見積もりでご確認ください。
記 事掲載日 2026.10.9